力になりたい。助けてくれる。わたしがJCからもらった大切なもの ―鳥居 祥子君―

 

「健康で豊かな人生の創造」をモットーに市内に2店舗、市外に1店舗スポーツジムを営む。しかし新型コロナウイルス感染拡大にともない事業に大きな影響が出た。「不安な状況ですが、こういうときだからこそ、普段の経験フルに活かして『今だからこそできること』と日々模索しています。」

   鳥居君が発案し、ゴールデンウイーク中に実施したドライブスルーお弁当販売会は大盛況でしたね。発案のきっかけを教えてください。

あるJCメンバーが経営する飲食店にうかがったところ、「テイクアウトサービスを始めたのにお客さんが来ない」と悩んでいました。昨年度お世話になった方なのでなんとか力になりたい、と思いながらの帰り道、ファストフード店のドライブスルーが混んでいるのを見て、「飲食店もドライブスルーで販売すれば売れるかもしれない!」と思いつき、ゴールデンウイーク2日前、即座に企画書をつくりました。ただ、ご協力いただいた飲食店の方々は「ドライブスルーにしたところで売れないでしょ」と心配していました。わたしも最初はその不安がありましたね。

   しかし、初日から30分ですべての店舗のお弁当が売り切れ。販売会は各メディアやSNSでとりあげられ、連日多くの方々に利用されましたね。

本当に予想外の反響でした。
来場してくださった方々は、今まで気軽に飲食店へテイクアウトメニューを買いに行けなかったけど、ドライブスルーだったら安心して買える、と思ってくれたみたいです。飲食店の方々からも「もうダメだ、と思っていたけれどやる気が出た」「やりかたを変えれば売れるんだ、と希望がもてた」とのお言葉をいただきました。また、ほかの地域からも「ウチでもやってみたいのでやり方を教えてください」との問い合わせが何件かありました。

   大盛況の1週間でしたが、たった2日で企画設営し、不安もあり、実施していくうえで予想外のさまざまな問題も頻発したかと思います。

ゴールデンウイーク中連日大盛況だったドライブスルーお弁当販売会。発案者として8日間毎日最前線で指揮をとった。「急な発案にもかかわらず多くのメンバーが率先して手伝ってくれたのが嬉しかったです。販売する業者さん、手伝ってくれるメンバーの期待にこたえるためにとにかく必死でした。」

数日しか準備期間がない中、富士JCメンバーのみなさんが意見やアドバイスを積極的にして協力してくれたおかげでギリギリのところで実施できましたが、実際にやってみるといろいろな問題がおこりましたね。車が予想以上に混雑してしまったり、オーダーや受け渡しで戸惑ってしまったり。そのたびに富士JCメンバー一丸となって対処し、大きな問題なく無事に終えることができました。

   短期間で準備したにもかかわらず落ちついて対処できたことは本当に素晴らしかったですね。

対処できたのは、普段から準備を入念におこなうトレーニングを積んでいるからだと実感しました。JCでは、事業を計画するにあたって何回も何回も議論し、検討に検討を重ねてやっと実施することができます。ときにはそれが効率悪く感じ、「ここまで徹底してなんの意味があるの?」と思うこともありましたが、今回即断即決ができたのは、わたしだけでなくメンバー全員が普段からそういったトレーニングを積んでいるおかげだと思います。そういった意味でも、大変でしたが、いままでいい経験ができていたんだ、と実感しています。

   普段の地道な積み重ねで即断即決のスキルを磨いていたんですね。経験といえば、鳥居君は昨年度はJC青年の船「とうかい号」のスタッフとして活躍していましたね。そのときのお話を聞かせてください。

東海4県から400名超の参加者が集まる大規模な研修船「とうかい号」のメインともいえる研修の設営にあたった2019年。「限られた状況で即断即決を迫られた困難を乗り越えた仲間たちは本当に信頼のおける大切なメンバーです。今回のお弁当販売会でも率先して協力してくれました。」  

「とうかい号」は7泊8日の船旅の中、船内で講演会やワークなどの研修を受けるんですが、私はその研修プログラムを担当する委員会に所属していました。普通の陸でおこなう研修とは違い、船が出てしまったら準備はすべて船内でまかなわなければなりません。そのために準備は本当に入念にしました。でも、入念にした準備も実際やってみるとうまくいかなかったり改善点が出てきたりするんですよね。そのたびに研修のプログラムを組みかえたり、直すべきところは直したり。約400名もの参加者が「研修を受けてほんとうによかった」と思えるよう、期待に応えたいという思いが強く、よりよい研修を目指しました。だから、船内ではつねに短時間での判断力、決断力が必要でした。そういった経験が今回のドライブスルーお弁当販売会で活かすことができたと思っています。

   大変な経験をしたと思いますが、それを乗り越えたからこそ得られるものは大きかったんだと感じました。そんな鳥居君の思うJCの魅力はなんですか?

前述のトレーニング面もそうですが、いちばんは「人」だと思います。ドライブスルーお弁当販売会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で思うように行動できない中、急なお願いをしたにもかかわらず多くの富士JCメンバーが即座に協力してくれて、1日たりとも人手不足になることなく終えることができました。やってみよう!と思ったことに共感して助けてくれるメンバーがいることは本当に心強いですね。そういった雰囲気の中にいると、わたし自身もメンバーが困っていたら、なにかお願いされたら応えたいと思います。また、一緒に活動していく中で魅力的な人、「すごい」と思える人との出会いがあることも魅力のひとつです。リーダーシップが優れている人、利他の精神をもった人、限界に挑んでいる人。多くのいろいろなタイプの人と出会って自分にない面を吸収できることは本当に勉強になります。
この団体で出会った人、そしてその人たちから学んだことははわたしにとって大きな財産です。

 

鳥居 祥子(とりい しょうこ)
生年:1985年生まれ(34歳)
JC入会歴:4年(2015年度入会)
職種:スポーツクラブ運営など
勤務先:(株)エイワンスポーツプラザ 取締役 経理総務部長
趣味:茶道
座右の銘:和顔愛語

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