会社、家族を巻き込んで、同世代のなかまたちとともに視野を広げていく。-佐野 哲也君-

創業60年、紙の町富士市にて製紙機械の設計製作を主な業務とし、現在は主に蛇行防止装置「自動ガイド」メーカーとして技術を培っている。設計から製造まで一貫しておこない、自身は設計や事務作業等でパソコンの前に詰めることが多いが、訪問すると工場を案内し、自社製品を嬉々として紹介してくれた。

   今の仕事に就くまでの流れを教えてください。

ものごころついた頃から2代目である父の背中を見てきたこともあり、小さいころから弊社で働くことが夢でした。弊社の製品がさまざまな機械の重要部に使われ社会的に重要な製品になっていると感じ、弊社を継ぐことを意識し機械設計を学ぶため進学しました。卒業ののち数年、富士市内の産業機械を製造する企業で設計、製造等の修行をし、5年前に晴れて入社しました。

   小さいころからの夢だったとは、佐野君もお父様もさぞや感慨深かったことでしょう。5年前に入社ということは、JC入会もその後すぐでしたね。

入社したときから父にそういった団体に所属することをすすめられていました。設計だけでなく会社の経営にも携わることになり、設計に関する技術的な知識は学んできたものの、会社の経営に関する知識がとぼしく悩んでいました。似た立場の仲間を得る方法がないか考えていたとき、取引先のJCを卒業した方にJCを紹介していただきました。ちょうどそのころ結婚を控えていましたが、興味が湧いた今を逃したら後悔すると思い、結婚式が終わった直後に入会しました(笑)

   お父様、取引先と、佐野君の成長を願う方がまわりにたくさんいたんですね。実際入会してみてどうでした?

今まで同業種でも他業種でも自分よりはるかに年上の方々としか交流がなかったので、同世代の方々と仕事のことやプライベートのことを話し、共感できることが嬉しかったです。近い年齢で会社の代表や取締役として経営している人がこんなにもいることは驚きでした。そういった方々から「こういった制度が使える」などの情報収集ができたり、経営していく上でのアドバイスや悩み相談ができたりしたことは本当にプラスになりました。

   プライベートといえば、昨年は2人目のお子さんが誕生しましたね。

入会してからメンバーのみならず家族同士のコミュニティも広がった。「JCの事業の設営をしているとき、妻と富士JCメンバーの奥さんで参加してくれたこともあります。JC関係なく個人的に遊んでいるようなので、きっと奥さん同士でもJCの話をしてるんでしょうね(笑)」

仕事の話もさることながら、子どもの話題で共感し盛り上がれるのが嬉しいです。JCメンバーは親子にわたり同世代なので、保育園が一緒だったり家が近くで家族ぐるみのつきあいをしていたりするメンバーもいます。入会してから僕だけでなく妻や子どもたちにも新しいコミュニティができましたね。家族でのつきあいもあるので、家では自然とJCの話を妻とします。メンバーにこんな人がいるとか、今こんなことをしているとか、今度やる事業の背景や目的はこんなこととか。妻は教師ということもあり、時折思いがけない鋭い意見もいただきます(笑)

   家族と話題を共有することでJCの中だけでは気づけなかったヒントが思い浮かぶこともありますもんね。そんな家族を大切にしつつ、佐野君は昨年度JC青年の船「とうかい号」の運営にに携わったりと積極的な活動をしていますね。その原動力は何ですか?

JC青年の船「とうかい号」でともに富士JCから設営に携わったなかまたちと。「とにかく委員長を盛り上げようと精一杯でした。自分自身もやるからには本気で全力で取り組もうと必死でしたね。」

むかしから「誰かのために!」という気持ちが強いんですよ。昨年度のJC青年の船「とうかい号」では富士JCから委員長を輩出し、この人を支えたい!という気持ちがいちばんの原動力でしたね。JCでは一所懸命で頑張っている人、努力している人がいたるところにいるので、その人が頑張っている、自分を必要としていると感じたときは本気で向き合っていきたくなります。

   佐野君のお話から、JCを大いに活用して仕事や家族がより充実しているということがわかりました。今後の抱負があれば聞かせてください。

僕はどちらかというと2番手や裏方が得意なので、自分がリーダーっていうイメージが湧かないんです。ただ、毎年の委員長を見ていると、僕のように2番手、裏方気質の人でも立派にリーダーシップをとっているんですよね。なかなか会社だとそういう面を前面に出しづらいんですが、JCという場で実践する機会があると思うので自分なりのリーダーシップのとり方を探していきたいと思います。また、「とうかい号」のように県外の活動にもまた挑戦していきたいですね。昨年度「とうかい号」の設営で弊社の製品と関係する企業の方にお会いし、その交流がきっかけで県外にて弊社の製品がどのように活用されているかを知ることができました。弊社は県外の案件が多いですが、客先に秘密保持契約がされている場合、どのようなところで使われているのか把握できないんです。意外なところで使用されていて驚きました。県外の方と交流することで今まで以上に視野が広かったという体験ができたので、今後もチャンスがあれば積極的に県外のJC活動に参加していきたいです。

   JCでの活躍だけでなく、ビジネスチャンスも逃さないようにすると。仕事の面ではどんなことを心がけていますか?

今現在新型コロナウイルスの影響が少なからずあります。そんな中、僕の好きな松岡修造の言葉で「考えろ。考えるな。」という言葉に励まされています。考えても解決できないことは考えず、今できることを考える、といった意味です。こんな時期だからこそ不安で意気消沈しそうになりますが、前向きに考え会社のシステムを見直すいい機会だと考えています。弊社はまだまだ零細企業なので、システムは昭和から変わっていない現状があります。現状のシステムでは増え続ける県外の顧客に対応できないため、IT技術をとり入れるなどしてシステムを一新する必要があります。職場の環境や雰囲気を充実していくうえでも今後もJCメンバーから刺激されたりアドバイスし合ったりして改善していきたいと思います。

 

佐野 哲也(さの てつや)
生年:1988年生まれ(31歳)
JC入会歴:2年(2017年度入会)
勤務先:株式会社 佐野機械 取締役
職種:鉄工業
趣味:イラスト、漫画
好きな漫画家:荒木飛呂彦、久保帯人
家族構成:妻・長女(2歳)長男(0歳)
座右の銘:Don’t worry! Be happy!

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