JCから学んだ「人のために、という気持ち」-壹岐 良介君-

「人のため」の思いを胸にマニュライフ生命(株)の営業として日々市内各地を奔走する。「商品の紹介など営業の前に、まずお客さまがどんなことに困っているかを知りたいので、お客さまの会社に訪問する際は聞き役に徹することをこころがけています。」

   今の仕事に就くまでの流れを教えてください。

就職活動中に友人の影響を大きく受け地方銀行に就職しました。御殿場市、富士市内の2店舗を経験し、銀行員の仕事にもやりがいを感じている中ではありましたが、より現在の仕事に魅力を感じ転職を決意しました。個人事業主のように時間にとらわれない生活スタイル、がんばった分対価の出る外資系の生命保険会社のプランナーに興味があり現在の会社に入社を決意しました。

   壹岐君は地元が沼津市だったんですね。富士JCにはどのようないきさつで入会したんですか?

僕の勤めていた銀行は定期的に異動があり、3年目に富士市の支店に転勤が決まりました。転職後も富士のお客様との関わりが多かったことから、仕事の大半は富士市内で行っていました。ただやはり地元ではないということ、自身の力不足もあり、転職して約半年たったころでしょうか、既存のコミュニティに限界を感じていました。その旨を取引先の方に相談してみたところ富士JCという団体を紹介されました。その方は富士JCを卒業された方だったんです。その方から現役メンバーを紹介していただき、その方から入ってみないとわからないよ、と言われたため、即座に入会を決意しました。

小学校から始めた野球を今でも続けている。富士JC野球部ではピッチャーをつとめ、メンバーからの信頼も厚い。「いい歳ですが草試合でも公式試合でも負けるととっても悔しいです(笑)そのために常に勝つことを意識しながらトレーニングしたりしています。そうした中でいまだに新しい発見、成長があることが野球の魅力ですね。」

   偶然か必然か転機となる出会いとタイミングがあったんですね。入会してみてどうでした?

僕が入会したのは8月だったので、ほとんどの事業が終わってしまっていて富士JCというものをあまり理解できずにその年が終わってしまいました。よく分からないまま次の年を迎えたんですが、配属された委員会の委員長がとってもパワフルな方で(笑)委員会で担当する事業は必ず出席することを求められました。何とか時間をつくってついていくのに必死でしたね。入会直後ということもあり不安もありましたが、さまざまな事業に参加させていただいた中で礼儀や相手への気遣いなど、今まで意識しなかった人と人との絆を構築していくうえで大切なことを多く学びました。いろいろな意味で「JCを叩き込まれた」1年でした。

   そういえば、昨年度は入会したばかりにかかわらずJC青年の船「とうかい号」の運営に携わり大活躍していましたね。

JCのことを本当によくわからなかったので、最初のうちにいろいろと覚えたい、経験したいという思いから「とうかい号」の運営に志願しました。仕事との両立は大変でしたが、体験してみないとわからないし、どんな人と出会うんだろう?という楽しみもありました。今思うと本当に力不足だったと感じますが、それでも非日常的体験をできたことはよかったと思っています。

   積極的な富士JCでの活動に「とうかい号」。大変ですが貴重な体験ができた1年でしたね。1年を通して感じたことがあれば教えてください。

東海地区4県のJCメンバーが集結した「とうかい号」を通じて、富士JCのいいところに気づくことができました。まず、富士JCの全メンバーで知らない、会ったことのない人がほとんどいないんですよね。現在の60~70名という会員数によるところもあると思いますが、これは富士JCの強みのひとつだと思いました。これから会員数が増えてもこの雰囲気は維持していきたいですね。また、メンバー同士の深い絆を感じることができました。「とうかい号」は名古屋港を出港して1週間後戻ってくるのですが、出港時も帰港時も委員長が声をかけ委員会メンバーの多くが迎えてくれたのがとっても嬉しかったです。普段は厳しい委員長ですが、僕をはじめ委員会メンバー一人ひとりにそういう優しさをかけてくれました。そんな委員長に少しでも力になりたいと思い、大変でしたが決して苦でも嫌でもありませんでした。委員長のおかげでなにごとも積極的に取り組むことができたことには感謝しています。そうして育んだ委員会メンバー同士の絆は僕にとっての大きな財産です。

1年間ともに汗して絆を結んだ委員会メンバーと。「大変な1年でしたが、入会前にはできていなかったことができるようになったという実感があります。厳しく接してくれた委員長には本当に感謝しています。」

   昨年度の壹岐君の委員会を拝見しましたが、委員長を中心に本当に仲のいい印象を受けましたが、そういうことだったんですね。そんな絆を大切にしつつ、今後の抱負や目標があったら教えてください。

昨年度の委員長の姿を見て、僕もいつか委員長に挑戦してみたいと思っています。ただ、そうするためには仕事との両立も視野に入れなければいけませんし、いろいろとハードルが高いですが、委員長を務めることはJCの魅力のひとつだと思うので、委員長をできるだけの準備をして挑戦したいと思います。仕事の面では、今現在個人のお客様のみならず、事業主様・企業様を中心に携わらせていただいているので、前職経験を活かして補助金や助成金に関するサポートや、金融面での相談をして経営者様の抱える不安を少しでも取り除いたり救っていきたいと思います。そういった中で中小企業の方々と信頼関係を築いていくためにも大いにJCでの学びを活かしたいと思っています。前述のとおりJCでは礼儀や気遣いを叩き込まれました。現在さまざまな通信手段がありフェイストゥフェイスなコミュニケーションが少なくなっていますが、僕はなるべくメールなどで済ませずに電話をしたりするなどして人と人とが近くなる交流を大切にしていきたいと思います。そうして顧客と信頼関係を築き寄り添っていけたらと思います。今年に入り、何をしている時が最もモチベーションが上がるか、ということについて考える機会がありました。結果として今の僕は「人のため」ということがモチベーションになることがわかりました。これからもJCでの経験や人脈を活かして多くのお客様に満足してもらったり喜んでもらえるよう尽力していきたいと思います。

 

壹岐 良介(いき りょうすけ)
生年:1992年生まれ(28歳)
JC入会歴:2年(2018年度入会)
勤務先:マニュライフ生命保険(株) 営業
職種:保険業
趣味:野球、ピアノ、カラオケ、ダイビング、登山
カラオケで得意な歌:B’z全般
座右の銘:Nothing happens without friction.

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